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※この記事は2026年5月16日海外メディア「Variety」にて掲載された『SEKIRO: NO DEFEAT』独占インタビューの和訳になります。

2019年にフロム・ソフトウェアから発売されたアクションアドベンチャーゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE 』を原作とし、戦国時代の日本を舞台に、主を救うために奮闘する忍び・狼の物語を描く本作は、沓名健一監督とアニメーションスタジオ Qzil.laによる完全2D手描き劇場用アニメーションである。新たに公開された「SEKIRO: NO DEFEAT」のPVでは、アニメ版の狼がその旅路を歩み始める様子が描かれている。 「SEKIRO: NO DEFEAT」の沓名監督は、 Varietyとの 独占インタビューで、本プロジェクトの目標は「原作ゲームの基盤となる要素を可能な限り多く取り入れること」であると語り、「ファンが期待する内容から大きく逸脱することはない」としつつも、「あらゆる要素をすべて取り入れるのは困難である」と説明した。 「ゲームではもちろん、プレイヤーがキャラクター、つまりプレイヤー視点(POV)で操作するため、視点は一つに限定されます。しかしそれはアニメにはあまり適していないため、私たちはできる限り映像作品として成立するように翻案しました。原作ゲームには大きな敬意を払っていますが、視点の扱いや映像のつなぎ方に関しては、いくつか自由なアレンジも加えています。つまり、一人称でその世界に入り込む形ではなく、映像として構成し直しているということです。」 昨年のgamescomでアニメ化が初めて発表されて以来、関心は非常に高まっているが、同時にビデオゲームがアニメーションという形式にどのように落とし込まれるのかについて気にされているファンも多い。沓名監督は様々な意見を真摯に受け止めていると述べている。 「フロム・ソフトウェアは非常に高品質なゲーム体験を提供しており、世界中にコミュニティとファンダムを築いてきました。だからこそ、このアニメ作品に対しても、多くの視聴者にはかなり注意深く見られる作品になると思います。そうした期待に応えられるかどうかについては、正直なところ不安もあります。しかし制作面では、フロム・ソフトウェアと 「SEKIRO」のブランドを損なわない品質を維持するために、できる限りのことを行ってきました。 このようなプロジェクトの開発では、予測できない要素が多くありますが、それでも良い作品にするために、やれることはすべてやってきたという自信はあります。」 沓名監督は、再現したかったゲーム「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE 」要素の一つとして、プレイヤーが狼を通して体験できる物語の分岐を挙げている。 「このゲーム体験の中核の一つは、言ってみればプレイヤーにとってあまり“優しくない”ゲームであるという点だと思います。そして同時に、プレイヤーがどのように進めていきたいかについて、多くの選択肢や解釈の余地が与えられているとも感じています。実際にプレイした人ならよく分かるはずです。その要素を映像作品へと落とし込むにあたって、ゲームがプレイヤーに提示していたのと同じように、解釈の余地を残した作品にしたいと考えました。」 音楽を担当した蓮沼執太氏はVarietyの取材に対し、次のように語った。「ゲームというメディアを映像作品へと翻案する際、音楽やサウンドデザインの役割も大きく変わると思います。作曲にあたっては、その点を常に意識していました。音楽において重要なのは、時代劇としての雰囲気やその時代感を正確に表現することで、それがキャラクターの感情にもつながっていきます。 また、映像作品における音楽の役割は、観客や視聴者をどのように体験へ導くかという点で、より細かいコントロールが可能になることです。リニアな形式ではインタラクティブな形式よりもはるかに多くのニュアンスを表現できます。そのため、非常に激しいシーンも多ければ、より繊細でドラマチックなシーンも多くあります。音楽による表現の幅がとても広いのです。」 沓名監督は、フロム・ソフトウェアのIPが初めて映像作品として展開される本プロジェクトについて、次のように語っている。 「アニメとしてどのように表現するのが最適かを解釈し、いくつかの決断を下す必要があった際には、彼らは我々の意見を多く取り入れ、寄り添ってくれました。一方で、我々もゲームの本質に関して見落としている点がないかについて、常に彼らと会話しながら制作を進めてきました。」 アニメ「SEKIRO : NO DEFEAT」は2026年9月4日より全国劇場にて3週間限定上映開始です。 ぜひ公開をお楽しみに!


『SEKIRO: NO DEFEAT』が2026年9月4日(金)に劇場版として全国劇場にて3週間限定上映が決定いたしました。 これに伴い、劇場版メインビジュアルを公開いたします。 レーティングは[PG12]となります。

『SEKIRO: NO DEFEAT』はアヌシー国際アニメーション映画祭2026にて、実験的で先鋭的な作品が集結する特別部門【ミッドナイト・スペシャル部門】に選出決定。 研ぎ澄まされた剣戟、緻密に描かれる映像美。『SEKIRO』の物語を、世界へお届けします。

https://www.annecyfestival.com/en

『SEKIRO: NO DEFEAT』が2026年に劇場版として全国公開決定いたしました。PVを公開いたします。 狼役・浪川大輔、九郎役・佐藤みゆ希、葦名弦一郎役・津田健次郎に加えて、原作から続投で仏師役・浦山迅、
エマ役・伊藤静、半兵衛役・高瀬右光、梟役・土師孝也、葦名一心役・金尾哲夫の出演が決定しました。


Staff&Cast

坂本龍一

Ryuichi Sakamoto

1952年生まれ、東京都出身。東京藝術大学大学院修士課程修了。 1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年、YMOの結成に参加。1983年に散開後は『音楽図鑑』、『BEAUTY』、『async』、『12』などを発表、革新的なサウンドを追求し続けた姿勢は世界的評価を得た。映画音楽では『戦場のメリークリスマス』(83/監督:大島渚)で英国アカデミー賞作曲賞を、『ラストエンペラー』(87/監督:ベルナルド・ベルトルッチ)でアカデミー賞作曲賞、ゴールデングローブ賞、グラミー賞など多数受賞。「LIFE」、「TIME」などの舞台作品や、2018年 piknic/ソウル、2021年M WOODS/北京、2023年-2024年 M WOODS/成都、2024年-2025年 東京都現代美術館/東京での大規模インスタレーション展など、アート界への越境も積極的に行なった。環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」を創設。また「東北ユースオーケストラ」を設立して被災地の子供たちの音楽活動を支援した。2023年3月28日死去。

Photo by Neo Sora ©2020 KAB Inc.


Music

『SEKIRO: NO DEFEAT』 あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバルに参加決定。 全編手描きフル2Dアニメ作品『SEKIRO:NO DEFEAT』の制作手法を制作スタッフ自ら解説します。

プログラム

「SEKIRO」ワークインプログレス

時間

12月13日(土) 13:30~15:00

場所

コンベンションホール 中会議室408

登壇者

沓名健一(監督)/佐藤卓哉(脚本)/福留俊(Qzil.la代表)/鈴木哲史(アーチ代表)

https://aniaff.com/

2025年8月20日にアニメ化が発表されました『SEKIRO: NO DEFEAT』の制作手法について、ご案内させていただきます。 本作品は、原作ゲームが持つ唯一無二の魅力を最大限にお届けするため、全編手描きによる2Dアニメーションで制作を進めており、生成AIは一切使用しておりません。 スタッフ一同、一丸となり、一つ一つのカットに魂を込めて制作に取り組んでまいります。 今後とも、皆様からの温かいご声援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2025年8月22日 『SEKIRO: NO DEFEAT』製作委員会 Qzil.la 株式会社


戦国末期の忍びの戦いを描いたアクション・アドベンチャーゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』 (株式会社フロム・ソフトウェア)の初映像化プロジェクトとして、全編手描きの2Dアニメーション『SEKIRO: NO DEFEAT』の制作が決定。 本作の制作スタジオはQzil.la株式会社となり、製作とプロデュースを株式会社KADOKAWAとアーチ株式会社がそれぞれ担当する。 キャラクターの切なくも美しい生きざま、刀と刀がぶつかり合うスリリングな剣戟アクション、そして血なまぐさい戦国と日本古来の美しさが混在する独特の世界観を、全編手描きにこだわった2Dアニメーションで表現いたします。 メインスタッフとして、監督に沓名健一、脚本に佐藤卓哉(『あさがおと加瀬さん』)、キャラクターデザインに岸田隆宏(『ハイキュー!!』)が参加し、メインキャストは『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』から引き続き浪川大輔(狼役)、佐藤みゆ希(九郎役)、津田健次郎(葦名弦一郎役)が演じる。 キャラクターデザイン・岸田隆宏による描き下ろしのティザービジュアルが初解禁となり、作中の先行場面カットも同時に公開された。

Staff & Cast


圧倒的に美しい『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』をアニメ化するにあたり、自身の持てる限りの「美しい」をかき集めて本作の制作に臨んでおります。 ゲームファンの皆様にも、アニメで初めて『SEKIRO』の世界にふれる皆様にも、観たら必ずなにか持って帰っていただけるような作品に仕上がってきています。楽しみにお待ちください。

<沓名健一 プロフィール> 1983年、愛知県生まれ。名古屋学芸大学メディア造形学部映像メディア学科卒業。 10代よりアニメーションをウェブ上で公開、それが業界人の目にとまり大学在学中からテレビアニメに原画として参加。卒業後フリーランスのアニメーターとして、原画、作画監督、キャラクターデザイナーとして活躍。デジタル作画の先駆者としてアニメーション業界では知られている。 近年の代表作に、『ぶらどらぶ』(2021)、『火狩りの王』『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』(いずれも2023)のOPアニメーション、絵コンテ、演出、作画監督など。

美しさと激しさを併せ持つ原作の魅力を、アニメーションとして表現することは大きな覚悟を必要とする挑戦となりました。 今回その挑戦に賛同いただいた素晴らしいクリエイター陣と共に、アニメーションだからこそ表現できる映像美の追求に日々試行錯誤しています。 原作ファンの皆様をはじめ、アニメで初めて作品に触れる方にも深く心に残る作品となるよう誠心誠意制作に努めてまいります。

(Qzil.la株式会社代表取締役 福留俊)

<Qzil.laについて> Qzil.laは既成概念にとらわれず、最新のテクノロジーと創造力を掛け合わせ、エンターテイメントの未来を拓くコンテンツスタジオです。 独自の感性と日本のアニメーションのクオリティの高さを活かして、世界へ広がるカルチャーを共創していきます。

https://qzil.la

プロデューサーとして本作品を企画するにあたり「孤独な主従の物語」をいかにアニメにするべきかスタッフと協議しました。 主従二人でありながら孤独。現代を生きる我々にも深く関わるテーマを与えられたと考えています。 また、本作を機に沓名監督がクリエイター集団・スタジオベタを立ち上げ、ARCHも経営参画しています。 原作を創作されたフロム・ソフトウェア様、国内展開を統括するKADOKAWA様、海外展開を統括するCrunchyroll様はじめ多くの方のおかげでこの作品をお届けできることを嬉しく思います。

(アーチ株式会社代表取締役社長 鈴木哲史)

<ARCHについて> ARCHはアニメーション作品のプロデュース会社です。 スタンダードなテレビアニメ、劇場アニメのプロデュースに加え、国際共同制作やアニメスタジオの設立に複数の実績をもち、世界のアニメ産業に新たな選択肢を提供することを使命としています。

https://www.archinc.jp/